第106回医師国家試験 E39(2012年)
正答:c
問題
9歳の男児。昨日から続く39 ℃の発熱、咽頭痛および頭痛を主訴に来院した。迅速検査の結果、インフルエンザA型と診断された。
小学校の出席停止期間に関する説明で正しいのはどれか。
a.解熱するまで
b.すべての症状が消失するまで
c.解熱した後2日を経過するまで
d.解熱した後2週を経過するまで
e.抗ウイルス薬を使用開始した翌日まで
正答の理由
第106回の出題時(2012年2月)の学校保健安全法施行規則では、小学校のインフルエンザの出席停止期間は「解熱した後2日を経過するまで」であり、cが正答です。その後、2012年4月から「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日を経過するまで」に変更されました。現在は解熱後の日数だけでなく発症後5日の条件も満たす必要があります(医師が感染のおそれがないと認める場合の例外規定あり)。
各選択肢の検討
a.解熱するまで。誤り。学校保健安全法施行規則に定める期間を満たしません。
b.すべての症状が消失するまで。誤り。咳など全症状の消失は出席停止解除の一律の条件ではありません。
c.解熱した後2日を経過するまで。正しい。出題当時の規定に一致します。現行では、これに加え発症後5日を経過することも条件です。
d.解熱した後2週を経過するまで。誤り。解熱後2週間は規定されていません。
e.抗ウイルス薬を使用開始した翌日まで。誤り。治療薬開始後の日数ではなく発症後・解熱後の日数で判断します。
覚えるポイント
学校保健安全法のインフルエンザ出席停止は、発症後5日かつ解熱後2日(幼児は3日)。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。