胆道疾患の内視鏡治療|第106回医師国家試験E37

第106回医師国家試験 E37(2012年)

正答:c・d

問題

胆道疾患と治療の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

a.先天性胆道拡張症―総胆管消化管吻合術

b.胆囊腺筋腫症―胆囊粘膜切除術

c.総胆管結石症―内視鏡的十二指腸乳頭切開術

d.急性胆管炎―内視鏡的胆道ドレナージ

e.急性胆囊炎―体外衝撃波結石破砕術

正答の理由

総胆管結石には内視鏡的乳頭切開・採石、急性胆管炎で胆道閉塞があれば内視鏡的ドレナージが用いられます。先天性胆道拡張症は癌化リスクがある拡張胆管を切除し再建するため、記載の吻合術のみでは不適切です。

各選択肢の検討

a.先天性胆道拡張症―総胆管消化管吻合術。誤り。胆道癌リスクがあるため、拡張胆管を切除して胆道再建するのが基本で、単純な総胆管消化管吻合ではありません。

b.胆囊腺筋腫症―胆囊粘膜切除術。誤り。胆囊粘膜切除術は標準治療ではなく、症状や癌疑いに応じて胆囊摘出を検討します。

c.総胆管結石症―内視鏡的十二指腸乳頭切開術。正しい。内視鏡的乳頭切開後にバスケット等で総胆管結石を除去する治療が行われます。

d.急性胆管炎―内視鏡的胆道ドレナージ。正しい。抗菌薬と全身管理に加え、閉塞解除のため内視鏡的胆道ドレナージを行います。

e.急性胆囊炎―体外衝撃波結石破砕術。誤り。急性胆囊炎の標準的治療は抗菌薬と早期胆囊摘出術等で、体外衝撃波破砕は標準治療ではありません。

覚えるポイント

総胆管結石・急性胆管炎ではERCPによる乳頭処置、採石、胆道ドレナージが重要。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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