医療倫理の4原則|第106回医師国家試験C15

第106回医師国家試験 C15(2012年)

正答:c

問題

医の倫理原則に含まれないのはどれか。

a.与益

b.公正

c.効率

d.無危害

e.自律尊重

正答の理由

医療倫理の基本として広く用いられるBeauchampとChildressの4原則は、自律尊重(autonomy)、無危害(non-maleficence)、与益(beneficence、善行)、公正(justice)です。効率は医療資源の配分を考える際の観点にはなりますが、4原則の一つではありません。

各選択肢の検討

a.与益。誤り(含まれる)。患者の利益のために最善を尽くす原則(beneficence、善行)です。

b.公正。誤り(含まれる)。利益と負担、医療資源を公平に配分する原則(justice、正義)です。

c.効率。正しい(含まれない)。費用対効果などの観点は資源配分の議論で用いられますが、4原則には含まれません。

d.無危害。誤り(含まれる)。患者に害を与えない、害を避ける原則(non-maleficence)です。

e.自律尊重。誤り(含まれる)。判断能力のある患者の自己決定を尊重する原則(respect for autonomy)で、インフォームド・コンセントの基盤です。

覚えるポイント

医療倫理の4原則=自律尊重・無危害・与益(善行)・公正(正義)。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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