第106回医師国家試験 B25(2012年)
正答:b
問題
2008年時点において病床数が最も多いのはどれか。
a.結核病床
b.療養病床
c.ICUの病床
d.感染症病床
e.診療所の病床
正答の理由
平成20年(2008年)医療施設調査(10月1日現在)では、病院の療養病床が339,358床(病院病床の21.1%)で、選択肢の中で最多です。一般診療所の病床は146,568床、結核病床9,502床、感染症病床1,785床にとどまります。なお、病院病床で最も多いのは一般病床(909,437床)、次いで精神病床(349,321床)です。
各選択肢の検討
a.結核病床:誤り。2008年は9,502床で、前年から1,040床減少しています。結核患者の減少とともに減り続けています。
b.療養病床:正しい(正答)。病院の療養病床は339,358床で、一般診療所の療養病床17,519床を加えると356,877床になります。選択肢の中で最多です。
c.ICUの病床:誤り。同年の調査で特定集中治療室(ICU)をもつ病院は806施設(病院の9.2%)、病床数は6,087床で、療養病床に遠く及びません。
d.感染症病床:誤り。一類・二類感染症などの患者を入院させる病床で、2008年は1,785床と最も少ない区分です。
e.診療所の病床:誤り。一般診療所の病床は146,568床で、前年から8,575床減少しています。有床診療所自体が減っています。
覚えるポイント
2008年の病院病床:一般約91万>精神約35万>療養約34万>結核約1万>感染症約2千床。診療所病床は約15万床。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第106回医師国家試験問題および正答
- 厚生労働省: 平成20年(2008)医療施設(静態・動態)調査・病院報告の概況 結果の概要(施設数・病床数)
- 厚生労働省: 平成20年(2008)医療施設(静態・動態)調査・病院報告の概況 用語の解説
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。