白内障手術の眼内レンズ度数計算|第105回医師国家試験I75

第105回医師国家試験 I75(2011年)

正答:a・e

問題

75歳の男性。右眼の視力低下を主訴に来院した。細隙灯顕微鏡検査を施行し、組織の混濁程度から手術適応と判断した。前眼部の写真(別冊No.25)を別に示す。

術前検査に必要な検査項目はどれか。2つ選べ。

a.眼軸長

b.角膜厚

c.前房深度

d.水晶体厚

e.角膜曲率半径

別冊No.25の原本図。物理頁全体を保持。
別冊No.25 / 出典:厚生労働省・第105回I別冊(原本の該当ページ)

正答の理由

写真では水晶体の混濁を認め、白内障手術が予定される。眼内レンズ度数計算の基本となる眼軸長と角膜曲率半径を選ぶ。本問の正答はこの2項目だが、現在の生体計測や計算式では前房深度や水晶体厚も利用される。

画像の見方

細隙灯写真で水晶体に混濁を認め、白内障に合う。

各選択肢の検討

a.眼軸長正答。眼球の前後径を測定し、眼内レンズ度数計算に用いる。

b.角膜厚白内障手術の眼内レンズ度数計算に必要な基本測定項目ではない。

c.前房深度現在の生体計測・計算式では有用な測定項目であるが、本問で問う度数計算の基本2項目は眼軸長と角膜曲率半径である。

d.水晶体厚特定の計算式で補助的に使うことはあるが、標準的な度数計算の必須項目ではない。

e.角膜曲率半径正答。角膜屈折力を見積もるケラトメトリー値として眼内レンズ度数計算に必要である。

覚えるポイント

眼内レンズ度数計算に用いる眼軸長とケラトメトリー。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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