PTSDの診断期間と症状|第105回医師国家試験I24

第105回医師国家試験 I24(2011年)

正答:c

問題

外傷後ストレス障害(PTSD)について誤っているのはどれか。

a.自律神経過覚醒状態が起こる。

b.感情が鈍くなり物事を楽しめなくなる。

c.ストレス反応は1か月以内に消失する。

d.外傷体験の想起につながる状況を回避する。

e.外傷体験となった出来事を繰り返し回想する。

正答の理由

PTSDでは侵入症状、回避、認知・気分の陰性変化、過覚醒がみられる。症状の持続期間は1か月を超えることが診断条件であり、「1か月以内に消失する」と断定する選択肢cが誤り。症状が1か月以内に消えることもあるが、PTSDの定義ではない。

各選択肢の検討

a.自律神経過覚醒状態が起こる。 過覚醒・反応性亢進はPTSDの症状群に含まれる。

b.感情が鈍くなり物事を楽しめなくなる。 興味・関心の低下や肯定的感情を経験しにくいことがある。

c.ストレス反応は1か月以内に消失する。 誤り。PTSDでは症状持続が1か月を超える。1か月以内に軽快するとは限らず、1か月以内の症状は急性ストレス障害などを考える。

d.外傷体験の想起につながる状況を回避する。 外傷関連刺激の回避は中核症状である。

e.外傷体験となった出来事を繰り返し回想する。 侵入症状として反復想起や悪夢が生じうる。

覚えるポイント

急性ストレス反応とPTSDの期間

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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