第105回医師国家試験 I23(2011年)
正答:a
問題
急性の細菌感染症はどれか。
a.丹毒
b.掌蹠膿疱症
c.壊疽性膿皮症
d.急性汎発性膿疱性乾癬
e.顔面播種状粟粒性狼瘡
正答の理由
丹毒は主としてレンサ球菌による急性皮膚感染症で、境界明瞭な紅斑を呈する。他の選択肢は炎症性・好中球性・乾癬性・肉芽腫性疾患で、急性細菌感染症ではない。
各選択肢の検討
a.丹毒正しい。通常はA群溶血性連鎖球菌などによる急性の表在性細菌感染症である。
b.掌蹠膿疱症無菌性膿疱を特徴とする慢性炎症性皮膚疾患で、急性細菌感染症ではない。
c.壊疽性膿皮症好中球性皮膚症であり、感染症ではない。
d.急性汎発性膿疱性乾癬急性に膿疱を生じる乾癬の病型であり、細菌感染症ではない。
e.顔面播種状粟粒性狼瘡顔面に丘疹を生じる慢性肉芽腫性疾患で、急性細菌感染症ではない。
覚えるポイント
感染性皮膚疾患と無菌性炎症の鑑別
出典・参考資料
- 厚生労働省:第105回医師国家試験問題および正答
- IDSA 2014 Guidelines for the Diagnosis and Management of Skin and Soft Tissue Infections
- 掌蹠膿疱症 Q1 ウミが溜まっていますが、ばい菌が入っているのですか?(日本皮膚科学会)
- 壊疽性膿皮症診療の手引き2022
- 膿疱性乾癬(汎発型)(指定難病37)
- 新しい皮膚科学 第19章 顔面播種状粟粒性狼瘡
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。