レニン・アルドステロンがともに高値の高血圧|第105回医師国家試験I13

第105回医師国家試験 I13(2011年)

正答:c

問題

血漿レニン活性(PRA)と血漿アルドステロン濃度とがいずれも高値なのはどれか。

a.Liddle症候群

b.Cushing症候群

c.腎血管性高血圧症

d.原発性アルドステロン症

e.甘草による偽性アルドステロン症

正答の理由

腎血管性高血圧では腎灌流低下によりレニン分泌が亢進し、アンジオテンシンIIを介してアルドステロンも上昇する。これに対し原発性アルドステロン症や甘草による偽性アルドステロン症ではレニンは抑制される。

各選択肢の検討

a.Liddle症候群 Liddle症候群では遠位尿細管Naチャネル活性化により体液量が増え、レニン・アルドステロンはともに抑制される。

b.Cushing症候群 Cushing症候群ではコルチゾールの鉱質コルチコイド作用でレニンが抑制されることが多く、両者高値の典型ではない。

c.腎血管性高血圧症正しい。腎動脈狭窄などの腎灌流低下でレニンが増え、アルドステロンも二次性に高値となる。

d.原発性アルドステロン症原発性アルドステロン症はアルドステロン高値・レニン低値が基本である。

e.甘草による偽性アルドステロン症甘草による偽性アルドステロン症はNa貯留を介してレニンとアルドステロンを抑制する。

覚えるポイント

レニン・アルドステロンがともに高値の高血圧。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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