前庭神経炎の臨床像|第105回医師国家試験I8

第105回医師国家試験 I8(2011年)

正答:e

問題

前庭神経炎で正しいのはどれか。

a.補充現象が陽性である。

b.頭位変換眼振を認める。

c.低音障害型感音難聴を伴う。

d.温度眼振検査は正常である。

e.めまいは数日から2か月程度続く。

正答の理由

前庭神経炎では急性発症の回転性めまいが数日以上続き、聴力障害を伴わない。患側の前庭機能低下を認めるため温度眼振検査は異常となり得る。

各選択肢の検討

a.補充現象が陽性である。補充現象は蝸牛性難聴で問題となる聴覚所見であり、前庭神経炎の特徴ではない。

b.頭位変換眼振を認める。頭位変換で短時間誘発される眼振は良性発作性頭位めまい症に典型的である。

c.低音障害型感音難聴を伴う。前庭神経炎では通常、聴力障害を伴わない。

d.温度眼振検査は正常である。前庭機能低下があり、温度眼振検査で患側反応の低下を示し得るため「正常」は誤り。

e.めまいは数日から2か月程度続く。正しい。発作性頭位めまい症の短時間発作とは異なり、持続性めまいが数日から長く続く。

覚えるポイント

前庭神経炎の臨床像。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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