精神科:うつ病治療導入時の説明|第105回医師国家試験H19

第105回医師国家試験 H19(2011年)

正答:e

問題

うつ病と診断された就労者に対する治療導入時の説明で適切でないのはどれか。

a.「治療中には症状の一進一退があります」

b.「病気であり怠けではありません」

c.「休養と薬物療法が重要です」

d.「回復に数か月はかかります」

e.「早めに退職を考えましょう」

正答の理由

治療導入時に性急な退職を勧めるのは不適切です。まず治療・休養を優先し、職場調整や休職・復職支援を含めて検討します。

各選択肢の検討

a.「治療中には症状の一進一退があります」。誤り。うつ病の回復は波を伴うことがあり、経過を説明するのは適切です。

b.「病気であり怠けではありません」。誤り。うつ病は治療対象となる病気であり、本人を責めず病状を理解できる説明です。

c.「休養と薬物療法が重要です」。誤り。治療では休養と薬物療法が重要な選択肢であり、病状に応じて精神療法なども検討します。

d.「回復に数か月はかかります」。誤り。回復には一定の期間を要することが多く、個人差を含めて見通しを共有する説明は適切です。

e.「早めに退職を考えましょう」。正しい。治療導入時に性急な退職を勧めるのは不適切です。まず治療・休養を優先し、職場調整や休職・復職支援を含めて検討します。

覚えるポイント

治療導入時は病気への理解、休養・治療、回復の波と時間を伝える。重要な意思決定を症状が不安定な時期に急がせない。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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