第105回医師国家試験 H16(2011年)
正答:a
問題
複視をきたすのはどれか。
a.眼窩吹き抜け骨折
b.視神経管骨折
c.下顎骨骨折
d.鼻骨骨折
e.頰骨骨折
正答の理由
眼窩底などの骨折で外眼筋や周囲組織が嵌頓すると眼球運動が制限され複視を生じます。
各選択肢の検討
a.眼窩吹き抜け骨折。正しい。眼窩底などの骨折で外眼筋や周囲組織が嵌頓すると眼球運動が制限され複視を生じます。
b.視神経管骨折。誤り。視神経障害による視力・視野障害が中心で、外眼筋嵌頓による複視の代表ではありません。
c.下顎骨骨折。誤り。顎運動・咬合の障害が中心で、眼窩内容を障害する骨折ではありません。
d.鼻骨骨折。誤り。鼻部の変形・腫脹が中心で、通常は眼球運動を直接制限しません。
e.頰骨骨折。誤り。頰骨骨折が眼窩壁へ及べば複視を伴うことはありますが、眼球運動障害・複視の典型を問う本問では眼窩吹き抜け骨折です。
覚えるポイント
眼窩壁骨折では外眼筋・軟部組織の嵌頓が複視の原因となる。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。