第105回医師国家試験 H13(2011年)
正答:a
問題
赤沈が亢進するのはどれか。
a.妊娠
b.肥満症
c.片頭痛
d.便秘症
e.骨粗鬆症
正答の理由
妊娠中はフィブリノゲンなどの増加により赤沈が上昇し得ます。 公式正答はaですが、肥満も赤沈値に影響し得るため、bを一律に否定しない点に注意します。
各選択肢の検討
a.妊娠。正しい。妊娠中はフィブリノゲンなどの増加により赤沈が上昇し得ます。
b.肥満症。公式正答には含まれません。ただし肥満も赤沈値に影響し、亢進と関連する場合があります。本問の公式正答は生理的亢進がよく知られる妊娠ですが、肥満なら赤沈は上がらないとはいえません。
c.片頭痛。誤り。片頭痛そのものは通常、赤沈を亢進させる病態ではありません。
d.便秘症。誤り。便秘だけで赤沈が亢進するとはいえません。
e.骨粗鬆症。誤り。骨粗鬆症自体は通常、赤沈亢進をきたしません。
覚えるポイント
赤沈は妊娠で生理的に上昇することがある。妊娠中の値は妊娠週数や貧血にも影響され、炎症の特異的指標ではない。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第105回医師国家試験問題および正答
- RACP | Evolve | Society of Obstetric Medicine of Australia & New Zealand
- Erythrocyte Sedimentation Rate (ESR): MedlinePlus Medical Test
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。