診察:甲状腺の視診・触診|第105回医師国家試験H3

第105回医師国家試験 H3(2011年)

正答:e

問題

甲状腺の診察について正しいのはどれか。

a.甲状軟骨の前面にある。

b.触知すれば異常である。

c.高齢者ほど頭側に位置する。

d.正常では嚥下で移動しない。

e.側面からの視診も有用である。

正答の理由

側方からの観察は前頸部の膨隆や左右差を見つける助けになります。

各選択肢の検討

a.甲状軟骨の前面にある。誤り。甲状腺は甲状軟骨より尾側にあり、気管前面を左右から囲みます。

b.触知すれば異常である。誤り。正常甲状腺は薄い人では触れたり、嚥下時に輪郭が見えたりすることがあります。触知のみで異常とはいえません。

c.高齢者ほど頭側に位置する。誤り。加齢で甲状腺が頭側へ移動するという一般則はありません。

d.正常では嚥下で移動しない。誤り。甲状腺は喉頭・気管に付着するため、嚥下に伴って頭側へ動きます。

e.側面からの視診も有用である。正しい。側方からの観察は前頸部の膨隆や左右差を見つける助けになります。

覚えるポイント

嚥下時に甲状腺が動くことを利用して観察・触診し、前方だけでなく側方からも輪郭をみる。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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