癌遺伝子と癌抑制遺伝子|第105回医師国家試験G32

第105回医師国家試験 G32(2011年)

正答:d・e

問題

機能の不活性化がヒトでの発癌につながる遺伝子はどれか。2つ選べ。

a.c-myc(MYC)

b.erbB2(ERBB2)

c.K-ras(KRAS)

d.p53(TP53)

e.Rb(RB1)

正答の理由

公式正答はd、e。TP53とRB1は癌抑制遺伝子で、機能喪失により細胞周期停止・DNA損傷応答などの制御が失われ、発癌につながる。MYC、ERBB2、KRASは活性化によって発癌を促す癌遺伝子である。

各選択肢の検討

a.c-myc(MYC)。MYCは転写因子をコードする癌遺伝子で、過剰発現・活性化が発癌に関わる。

b.erbB2(ERBB2)。ERBB2は受容体型チロシンキナーゼの癌遺伝子で、増幅・過剰発現が腫瘍を促進する。

c.K-ras(KRAS)。KRASはシグナル伝達を担う癌遺伝子で、活性化変異が発癌に寄与する。

d.p53(TP53)。TP53はDNA損傷応答や細胞周期停止を担う癌抑制遺伝子で、機能喪失が発癌につながる。

e.Rb(RB1)。RB1はG1/S移行を抑制する癌抑制遺伝子で、機能喪失が発癌につながる。

覚えるポイント

癌遺伝子は機能獲得、癌抑制遺伝子は機能喪失が発癌に結び付く。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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