第105回医師国家試験 G30(2011年)
正答:c・e
問題
我が国の精神保健福祉で正しいのはどれか。2つ選べ。
a.精神病床の過半数は国公立である。
b.デイケアは入院医療の一つの形態である。
c.保健所は地域における精神保健活動を提供する。
d.精神障害者授産施設と福祉工場とは家庭内自立を目的とする。
e.精神保健福祉センターは都道府県あるいは政令指定都市に設置される。
正答の理由
公式正答はc、e。保健所は地域住民への精神保健相談・訪問等を担い、精神保健福祉センターは都道府県・指定都市に設置される専門機関である。
各選択肢の検討
a.精神病床の過半数は国公立である。精神病床の多数は民間医療機関にあり、国公立が過半数ではない。
b.デイケアは入院医療の一つの形態である。デイケアは通院で行うリハビリテーションであり、入院医療ではない。
c.保健所は地域における精神保健活動を提供する。保健所は地域の精神保健相談や支援などを提供する。
d.精神障害者授産施設と福祉工場とは家庭内自立を目的とする。授産施設・福祉工場は就労や社会参加を支えるもので、家庭内自立を目的とする説明ではない。
e.精神保健福祉センターは都道府県あるいは政令指定都市に設置される。精神保健福祉センターは都道府県・政令指定都市に設置される。
覚えるポイント
精神保健では保健所が地域窓口、精神保健福祉センターが広域専門機関として機能する。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第105回医師国家試験問題および正答
- 精神保健福祉センターと保健所
- 生活保護による精神科長期入院―1956年『在院精神障害者実態調査』原票の分析―
- よくあるご質問:精神科デイケア、ショートケア
- 調査の結果(用語の解説)
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。