結核対策(2011年の制度)|第105回医師国家試験G29

第105回医師国家試験 G29(2011年)

正答:a・e

問題

現在の我が国の結核対策について正しいのはどれか。2つ選べ。

a.BCG接種を生後6か月に達するまでに行う。

b.小学1年生の全員にツベルクリン反応検査を行う。

c.結核を診断した医師は7日以内に保健所長に届け出る。

d.接触者健康診断では初発患者の接触者全員に胸部エックス線撮影を行う。

e.結核患者の治癒率向上のためにDOTS(directly observed treatment, short-course)を行う。

正答の理由

公式正答はa、e。出題時点(2011年)の制度ではBCGを生後6か月までに接種し、結核患者の治療完遂にDOTSを用いる。現在のBCG定期接種期間は生後1歳まで(標準は生後5~8か月)に改められているため、aは出題当時の制度として読む。

各選択肢の検討

a.BCG接種を生後6か月に達するまでに行う。2011年当時はBCG定期接種を生後6か月までに行う制度だった。2013年以降は1歳までに変更。

b.小学1年生の全員にツベルクリン反応検査を行う。小学校1年生全員にツベルクリン反応を行う制度は廃止され、接触者健診等へ重点化された。

c.結核を診断した医師は7日以内に保健所長に届け出る。結核患者の届出は診断後直ちに行う制度で、7日以内ではない。

d.接触者健康診断では初発患者の接触者全員に胸部エックス線撮影を行う。接触者健診は感染性・接触状況・年齢等のリスク評価に基づき、全員に一律胸部X線を撮るのではない。

e.結核患者の治癒率向上のためにDOTS(directly observed treatment, short-course)を行う。DOTSは服薬状況を確認・支援し、結核治療完遂と治癒率向上を図る。

覚えるポイント

結核対策は出題当時と現在で制度が異なる。BCG接種対象期間の変遷を混同しない。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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