精神症状と精神機能領域|第105回医師国家試験G14

第105回医師国家試験 G14(2011年)

正答:c

問題

障害と精神症状の組合せで正しいのはどれか。

a.感情の障害―観念奔逸

b.記憶の障害―転換

c.思考の障害―連合弛緩

d.知覚の障害―妄想

e.見当識の障害―無為自閉

正答の理由

正答はcです。連合弛緩は思考の連続性・まとまりが失われる思考過程の障害です。

各選択肢の検討

a.誤り。観念奔逸は思考が次々と移り変わる思考過程の変化であり、感情の障害ではありません。

b.誤り。転換症状では運動・感覚などの神経機能に症状が現れ、記憶障害を指す用語ではありません。現在の機能性神経症状症では、心理的ストレスの存在を診断の必須条件とはしません。

c.正しい。連合弛緩では思考間のつながりが弱まり、話題がまとまらなくなります。

d.誤り。妄想は現実に反する確信をもつ思考内容の障害です。知覚の障害には幻覚などがあります。

e.誤り。無為自閉は意欲・対人交流などに関する陰性症状で、見当識障害ではありません。

覚えるポイント

思考過程・思考内容・知覚・感情・記憶・見当識を区別する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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