全層角膜移植の眼球提供適応|第105回医師国家試験E37

第105回医師国家試験 E37(2011年)

正答:a・d

問題

全層角膜移植の臓器提供者になり得るのはどれか。2つ選べ。

a.腎癌

b.C型肝炎

c.死因不明

d.急性心不全

e.Creutzfeldt-Jakob病

正答の理由

公式正答はa、d。角膜提供の禁忌は移植片の安全性に関わる感染症・プリオン病、原因不明の死などが中心で、腎癌や急性心不全はそれだけで眼球提供を否定する条件ではない。死因不明、HCV抗体陽性、CJDは提供禁忌に該当する。

各選択肢の検討

a.腎癌。正しい。全身の固形癌は眼内悪性腫瘍などと異なり、角膜提供を一律に禁忌とはしない。

b.C型肝炎。誤り。HCV抗体陽性などの血液媒介感染症は眼球提供の禁忌である。

c.死因不明。誤り。原因不明の死は眼球提供者の適応基準で除外される。

d.急性心不全。正しい。死因が明らかな急性心不全は、感染症や眼内悪性腫瘍などの禁忌がなければ提供を妨げない。

e.Creutzfeldt-Jakob病。誤り。プリオン病は角膜移植を介した感染リスクから提供禁忌である。

覚えるポイント

角膜提供の可否では、死因の確定、全身感染症、血清学的検査、プリオン病や眼内悪性腫瘍の有無を確認する。固形癌をすべて同じ扱いにしない。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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