人獣共通感染症|第105回医師国家試験E32

第105回医師国家試験 E32(2011年)

正答:c・d

問題

32 人畜(人獣)共通感染症はどれか。2つ選べ。

a.口蹄疫

b.天然痘

c.狂犬病

d.ブルセラ症

e.レジオネラ肺炎

正答の理由

人とヒト以外の脊椎動物との間で自然に伝播する感染症を人獣共通感染症という。本問の公式正答は狂犬病とブルセラ症である。

各選択肢の検討

a.口蹄疫。誤り(本問の公式キー上)。主に偶蹄類家畜の感染症で、農林水産省の一般向け説明ではヒトは感染しないとされる。一方、英国の公的報告には例外的なヒト感染例が記録されているため、生物学的にヒト感染が絶対にないと断定はしない。

b.天然痘。誤り。ヒトを宿主とする感染症であり、動物から人へ感染する人獣共通感染症ではない。

c.狂犬病。正しい。感染動物の唾液を介して人に感染する動物由来感染症である。

d.ブルセラ症。正しい。家畜などの感染動物やその乳製品等を介して人に感染する。

e.レジオネラ肺炎。誤り。レジオネラ属菌は水環境や水設備中で増殖し、汚染エアロゾルの吸入などで感染する環境由来感染症で、通常の人獣共通感染症ではない。

覚えるポイント

公式正答は狂犬病・ブルセラ症。口蹄疫は国内の通常の公衆衛生上の扱いと、極めてまれなヒト感染例の報告を区別する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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