第105回医師国家試験 E27(2011年)
正答:c
問題
27 膝関節と手関節とに炎症所見が強い関節リウマチ患者に対するリハビリテーションで適切なのはどれか。
a.速歩訓練
b.短下肢装具の使用
c.関節保護手技の指導
d.床からの立ち上がり訓練
e.他動的手関節可動域訓練
正答の理由
炎症が強い関節には負担を減らす関節保護手技を指導する。強い負荷を伴う動作や痛みを誘発する運動を避ける。
各選択肢の検討
a.速歩訓練。誤り。炎症が強い膝関節に反復荷重をかける訓練は、活動性炎症の時期に適切とはいえない。
b.短下肢装具の使用。誤り。短下肢装具は主に足関節・足部を支持するもので、設問の強い膝・手関節炎に対する第一の指導ではない。
c.関節保護手技の指導。正しい。関節にかかる負荷を減らす動作や休息の取り方を学ぶことで、痛みや炎症のある関節の保護につながる。
d.床からの立ち上がり訓練。誤り。炎症の強い膝関節に大きな負荷をかける。
e.他動的手関節可動域訓練。誤り。強い炎症のある関節に無理な他動運動を行うのは適切でない。
覚えるポイント
炎症が強い関節には負担を減らす関節保護手技を指導する。強い負荷を伴う動作や痛みを誘発する運動を避ける。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第105回医師国家試験問題および正答
- 2022 American College of Rheumatology (ACR) Guideline for Exercise, Rehabilitation, Diet, and Additional Integrative Interventions for Rheumatoid Arthritis
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。