新生児反射|第105回医師国家試験E16

第105回医師国家試験 E16(2011年)

正答:e

問題

正常新生児において自発的な動きのなかで観察できる反射はどれか。

a.背反射

b.歩行反射

c.足底把握反射

d.パラシュート反射

e.非対称性緊張性頸反射

正答の理由

公式正答はeである。新生児の自発運動中、頭を一側へ向けると顔側の上下肢が伸展し反対側が屈曲する非対称性緊張性頸反射(ATNR)が観察される。歩行反射や足底把握反射は刺激で誘発し、パラシュート反射は乳児期後半に出現する。

各選択肢の検討

a.背反射。誤り。背部を刺激すると体幹・骨盤を刺激側へ曲げるGalant反射であり、外部刺激で誘発する。

b.歩行反射。誤り。足底を台につけて支持すると誘発される原始反射で、自発運動として観察するものではない。

c.足底把握反射。誤り。足趾基部の足底を刺激すると足趾を屈曲する誘発反射である。

d.パラシュート反射。誤り。身体を前方へ傾けるなどの刺激で上肢を伸展する姿勢反応で、新生児期ではなく乳児期に出現する。

e.非対称性緊張性頸反射。正しい。頭位に応じて四肢の伸展・屈曲が生じる原始反射で、正常新生児の自発的な動きの中で観察できる。

覚えるポイント

原始反射は刺激で誘発するものと自発運動に伴って観察されるものを区別する。ATNRは新生児期にみられる。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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