BCG接種後の局所反応(全員採点除外)|第105回医師国家試験D49

第105回医師国家試験 D49(2011年)

正答:採点対象から除外(公式正答なし)

問題

4か月の乳児。予防接種を受けた部位の変化を心配して来院した。3日前に左上腕にBCG接種を受けた。昨日から接種部位の発赤を認め、接種痕が膿疱様になってきたという。体温36.8℃。身体診察所見に異常を認めない。哺乳力や機嫌に変化はない。接種部位の写真(別冊No.21)を別に示す。

説明として適切なのはどれか。

a.「通常の反応であり、検査や処置は不要です」

b.「1週後にまた受診してください」

c.「黄色い膿を採取して顕微鏡で検査しましょう」

d.「黄色い膿を採取して培養検査をしましょう」

e.「ツベルクリン反応の検査をしましょう」

BCG接種部位の皮膚写真。接種痕に対応する複数の紅斑を認める。
別冊No.21 / 出典:厚生労働省・第105回D別冊(原本の該当ページ)

正答の理由

厚生労働省の個別通知により全員が採点対象から除外され、公式正答はない。一般にBCG初接種後の発赤は10日頃、化膿は1~2か月頃に現れる。接種後数日での膿疱様変化はコッホ現象を疑うが、類似反応もあり、局所所見の経過と結核感染の評価を要する。

画像の見方

接種痕に対応する複数の赤色丘疹様変化がみられる。写真のみから感染の有無は判定できない。

各選択肢の検討

a.通常の局所反応は経過観察が可能なことがあるが、接種後早期の所見をこの選択肢だけで一律に通常反応と断定できない。全員除外のため公式の正誤は付さない。

b.再診時期は全身状態や局所所見に応じて決める。全員除外のため、この選択肢を公式正答とは扱わない。

c.膿疱様の外観だけで病原体を決めて顕微鏡検査を行う根拠は定まらない。全員除外のため公式の正誤は付さない。

d.局所病変があれば感染症を含め評価するが、症例記載から培養が一律に必要とは判断できない。全員除外のため公式の正誤は付さない。

e.コッホ現象が疑われる場合、ツベルクリン反応検査は結核感染評価に用いられる。今回のBCG接種の影響を避けるため早期(原則2週間以内)に実施し、局所反応の経過なども併せて判断する。全員除外のため公式正答には指定しない。

覚えるポイント

この問題は厚生労働省通知で全員採点除外、公式正答なし。BCG局所反応は出現時期と既感染の可能性を併せて評価する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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