第105回医師国家試験 C12(2011年)
正答:a
問題
12 導尿で誤っているのはどれか。
a.在宅自己導尿は通常1日1回行う。
b.持続導尿では尿道バルーンカテーテルを留置する。
c.膀胱結石はカテーテルを長期留置した場合にみられる。
d.男性では陰茎を上方に牽引しながらカテーテルを挿入する。
e.尿閉で経尿道的にカテーテルを挿入できない場合は膀胱穿刺を行う。
正答の理由
公式正答はaです。清潔間欠導尿の頻度は残尿量や尿量に応じて個別に決めますが、通常1日1回だけで足りるとする説明は誤りです。
各選択肢の検討
a.在宅自己導尿は通常1日1回行う。誤り。一般には1日数回行い、尿量や残尿、膀胱容量などに応じて頻度を調整します。
b.持続導尿では尿道バルーンカテーテルを留置する。正しい。膀胱内でバルーンを膨らませてカテーテルを保持し、持続的に尿を排出します。
c.膀胱結石はカテーテルを長期留置した場合にみられる。正しい。長期留置は尿路結石のリスクを高め、膀胱結石を生じることがあります。
d.男性では陰茎を上方に牽引しながらカテーテルを挿入する。正しい。陰茎を上向きに保持して尿道の屈曲を伸ばし、無理な力をかけずに進めます。
e.尿閉で経尿道的にカテーテルを挿入できない場合は膀胱穿刺を行う。正しい。経尿道的排尿路を確保できない場合には、適応・禁忌を確認して恥骨上から膀胱へ到達する排尿路を確保します。
覚えるポイント
公式正答はaです。清潔間欠導尿の頻度は残尿量や尿量に応じて個別に決めますが、通常1日1回だけで足りるとする説明は誤りです。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第105回医師国家試験問題および正答
- Bladder Catheterization – Urology – Merck Manual Professional Edition
- Self catheterization – male: MedlinePlus Medical Encyclopedia
- How To Do Urethral Catheterization in a Male – Urology – Merck Manual Professional Edition
- 脊髄損傷における下部尿路機能障害の診療ガイドライン[2019年版]
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。