破水と感染リスク|第105回医師国家試験B12

第105回医師国家試験 B12(2011年)

正答:d

問題

12 破水について正しいのはどれか。

a.児頭娩出後に起こる。

b.腟内のpHが低下する。

c.微弱陣痛の原因になる。

d.感染のリスクが増大する。

e.前期破水は分娩第1期に起こる。

正答の理由

公式正答はdです。卵膜が破綻すると子宮内と腟との隔たりが失われ、破水から分娩までの時間が長いほど上行性感染の危険が高まります。前期破水は陣痛開始前の破水を指します。

各選択肢の検討

a.児頭娩出後に起こる。誤り。破水は児頭娩出前にも起こり、分娩前の前期破水もあります。

b.腟内のpHが低下する。誤り。羊水は腟分泌物よりアルカリ性で、破水確認にpH試験が利用されます。

c.微弱陣痛の原因になる。誤り。破水すれば微弱陣痛になるという一般則はありません。人工的に卵膜を破る人工破膜は、陣痛を誘発・促進する目的で行われることがあります。

d.感染のリスクが増大する。正しい。卵膜による防御が失われ、破水後の時間経過とともに上行性感染のリスクが高くなります。

e.前期破水は分娩第1期に起こる。誤り。前期破水は陣痛発来前に起こる破水をいいます。

覚えるポイント

前期破水は陣痛発来前、破水後は上行性感染に注意する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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