周期性四肢麻痺と甲状腺機能亢進症|第105回医師国家試験B9

第105回医師国家試験 B9(2011年)

正答:c

問題

9 日本人若年男性の周期性四肢麻痺で最も高頻度に異常値がみられるのはどれか。

a.成長ホルモン

b.抗利尿ホルモン

c.甲状腺ホルモン

d.副甲状腺ホルモン

e.副腎皮質ホルモン

正答の理由

公式正答はcです。若年男性、とくにアジア人では甲状腺機能亢進症に伴う甲状腺中毒性周期性四肢麻痺が重要です。甲状腺ホルモン過剰により筋細胞内へのカリウム移動が促され、発作時には低カリウム血症を呈します。

各選択肢の検討

a.成長ホルモン。周期性四肢麻痺で最も多く異常となるホルモンではありません。

b.抗利尿ホルモン。水分調節に関わるホルモンで、典型的な原因ではありません。

c.甲状腺ホルモン。正しい。甲状腺機能亢進症に伴う周期性四肢麻痺は若年アジア人男性で重要な病型です。

d.副甲状腺ホルモン。カルシウム・リン代謝を調節しますが、本病型で頻度高く異常となるホルモンではありません。

e.副腎皮質ホルモン。原発性アルドステロン症などでも低カリウム血症による麻痺を起こし得ますが、日本人若年男性の本問で最も頻度が高い異常として選ぶのは甲状腺ホルモンです。

覚えるポイント

若年男性の低カリウム性周期性四肢麻痺では、甲状腺機能亢進症を確認する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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