第105回医師国家試験 B8(2011年)
正答:a
問題
8 慢性GVHDの皮膚症状はどれか。
a.扁平苔癬
b.結節性紅斑
c.尋常性乾癬
d.中毒性表皮壊死症
e.Stevens-Johnson症候群
正答の理由
公式正答はaです。慢性移植片対宿主病では、扁平苔癬に似た苔癬様皮疹や硬化性皮膚病変がみられます。薬疹などの皮疹と見た目が重なることがあり、皮膚所見のみで原因を決めつけません。
各選択肢の検討
a.扁平苔癬。正しい。慢性GVHDの表皮病変として、扁平苔癬様の苔癬型皮疹が知られています。
b.結節性紅斑。慢性GVHDの代表的な皮膚型ではありません。
c.尋常性乾癬。慢性GVHDの典型所見ではありません。
d.中毒性表皮壊死症。重篤な薬剤性皮膚障害であり、慢性GVHDの典型的皮膚所見ではありません。
e.Stevens-Johnson症候群。主に薬剤などに関連する急性粘膜皮膚障害で、慢性GVHDの典型所見ではありません。
覚えるポイント
慢性GVHDの皮膚では苔癬様変化と皮膚硬化を押さえる。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第105回医師国家試験問題および正答
- Chronic graft-versus-host disease. Part I: Epidemiology, pathogenesis, and clinical manifestations
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。