第105回医師国家試験 B7(2011年)
正答:b
問題
7 在胎39週0日、3,210 gで出生した女児の生後2日の所見として病的なのはどれか。
a.体重3,050 g
b.大泉門閉鎖
c.乳汁分泌
d.性器出血
e.総ビリルビン4.5 mg/dL
正答の理由
公式正答はbです。大泉門は出生時には開いており、生後2日に閉鎖しているのは異常です。出生後の体重減少、母体ホルモンの影響による乳房の腫大や女児の少量性器出血は生理的にみられ、総ビリルビン4.5 mg/dLもこの日齢では通常病的高値ではありません。
各選択肢の検討
a.体重3,050 g。出生体重から160 g(約5%)減少で、生後早期の生理的体重減少の範囲です。
b.大泉門閉鎖。正しい。大泉門は通常出生時に開いており、2日齢で閉鎖している所見は病的です。
c.乳汁分泌。新生児乳房の腫大や乳汁様分泌は、母体ホルモンの影響で一過性に起こることがあります。
d.性器出血。女児では母体由来エストロゲンの低下による消退出血が少量みられることがあります。
e.総ビリルビン4.5 mg/dL。生後2日の正期産児でこの値だけから病的高ビリルビン血症とはいえません。
覚えるポイント
新生児では一過性の生理的体重減少や母体ホルモンの影響がある一方、大泉門は出生時から開いている。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第105回医師国家試験問題および正答
- Care of the Healthy Term Newborn
- Hormonal effects in newborns
- Neonatal Hyperbilirubinemia
- Cranial sutures(MedlinePlus Medical Encyclopedia)
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。