肝区域と肝静脈|第105回医師国家試験B4

第105回医師国家試験 B4(2011年)

正答:e

問題

4 肝臓の解剖で正しいのはどれか。

a.門脈は肝動脈よりも細い。

b.門脈と肝静脈とは並走する。

c.下大静脈は肝臓の腹側に位置する。

d.肝円索を肝側にたどると肝静脈に達する。

e.右肝静脈は右葉の前区域と後区域の境を走行する。

正答の理由

公式正答はeです。右肝静脈は右葉の前区域と後区域の間を走り、肝静脈は肝区域間を通ります。門脈と肝動脈は門脈域をともに走行しますが、肝静脈とは走行のまとまりが異なります。

各選択肢の検討

a.門脈は肝動脈よりも細い。誤り。門脈は肝動脈より太く、肝臓への血流量も多くを担います。

b.門脈と肝静脈とは並走する。誤り。門脈枝と肝動脈枝・胆管が門脈域を形成し、肝静脈は区域間を走ります。

c.下大静脈は肝臓の腹側に位置する。誤り。下大静脈は肝臓の後面に接して走行します。

d.肝円索を肝側にたどると肝静脈に達する。誤り。肝円索は胎生期の臍静脈の遺残で、肝内では左門脈臍部につながります。

e.右肝静脈は右葉の前区域と後区域の境を走行する。正しい。右肝静脈は右葉を前区域と後区域に分ける境界面を走行します。

覚えるポイント

門脈枝は区域内、肝静脈は区域間を走るという関係を押さえる。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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