第105回医師国家試験 B1(2011年)
正答:b
問題
1 我が国の公的医療保険について正しいのはどれか。
a.国民健康保険法と国民年金法とで規定される。
b.健康診断は給付の対象外である。
c.医療給付は現金給付で行われる。
d.保険料は一律同額である。
e.任意加入である。
正答の理由
公式正答はbです。公的医療保険の療養の給付は原則として医療サービスそのものを受ける現物給付で、健診は疾病の診療ではなく保険給付の対象外です。国民健康保険と被用者保険など複数の制度があり、加入は原則強制で、保険料も所得や制度により異なります。
各選択肢の検討
a.国民健康保険法と国民年金法とで規定される。誤り。公的医療保険を規定するのは国民健康保険法や健康保険法などで、国民年金法は公的年金を定めます。
b.健康診断は給付の対象外である。正しい。疾病の診断・治療ではない一般的な健康診断は、通常の療養の給付に含まれません。
c.医療給付は現金給付で行われる。誤り。医療機関で診療を受ける現物給付が原則で、療養費など例外的に現金で支給する制度があります。
d.保険料は一律同額である。誤り。加入する保険制度や所得、世帯構成などに応じて保険料が決まります。
e.任意加入である。誤り。日本では他の医療保険に加入していない者も含め、原則として公的医療保険への加入が義務付けられています。
覚えるポイント
健診と疾病の診療を区別し、公的医療保険は現物給付が原則と覚える。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第105回医師国家試験問題および正答
- Update of Drug Pricing System in Japan(厚生労働省・Masanobu Yamate、Medical Services NOT Covered by Medical Insurance)
- 我が国の医療保険について(厚生労働省、制度概要PDF)
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。