スピロヘータによる疾患|第104回医師国家試験I20

第104回医師国家試験 I20(2010年)

正答:b

問題

スピロヘータが引き起こすのはどれか。

a.野兎病

b.ライム病

c.Hansen 病

d.つつが虫病

e.Celsus 禿瘡

正答の理由

ライム病はマダニが媒介するスピロヘータBorrelia属の感染症で、遊走性紅斑に始まり神経、心臓、関節の症状が続くことがあります。病原性スピロヘータにはほかにTreponema、Leptospiraがあります。正解はbです。他の肢はそれぞれ分類の異なる病原体によるものです。

各選択肢の検討

a.野兎病。誤り。グラム陰性菌Francisella tularensisによる熱性疾患です。

b.ライム病。正しい。Borrelia burgdorferiなどのBorrelia属スピロヘータによる感染症です。

c.Hansen 病。誤り。抗酸菌のMycobacterium lepraeなどによる慢性感染症です。

d.つつが虫病。誤り。リケッチアの一種Orientia tsutsugamushiによる感染症で、ツツガムシ幼虫の刺咬で媒介されます。

e.Celsus 禿瘡。誤り。頭部白癬に伴う炎症性の腫瘤(ケルイオン)で、原因は皮膚糸状菌という真菌です。

覚えるポイント

スピロヘータはTreponema、Leptospira、Borrelia。ライム病はBorreliaでマダニが媒介する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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