ウイルス性の眼疾患|第104回医師国家試験I18

第104回医師国家試験 I18(2010年)

正答:c・e

問題

ウイルスが原因となるのはどれか。2つ選べ。

a.霰粒腫

b.春季カタル

c.咽頭結膜熱

d.巨大乳頭結膜炎

e.急性出血性結膜炎

正答の理由

咽頭結膜熱はアデノウイルス(3、4、7型など)、急性出血性結膜炎はエンテロウイルス70型などによる感染症で、正解はc・eです。霰粒腫は非感染性の閉塞、春季カタルと巨大乳頭結膜炎はアレルギーや機械刺激が関わる非感染性疾患です。

各選択肢の検討

a.霰粒腫。誤り。マイボーム腺の非感染性閉塞で、漏出した脂質による肉芽腫性炎症です。感染による麦粒腫と区別します。

b.春季カタル。誤り。アレルギー性とされる重症の結膜炎で、湿疹や喘息などを併せ持つ若年男性に多くみられます。

c.咽頭結膜熱。正しい。アデノウイルス3、4、7型などが原因で、プールを介した集団発生も報告されています。

d.巨大乳頭結膜炎。誤り。コンタクトレンズ装用の合併症として報告されてきた結膜炎で、ウイルス感染が原因ではありません。

e.急性出血性結膜炎。正しい。エンテロウイルス70型の感染に関連するまれな結膜炎で、アフリカやアジアで流行が報告されています。

覚えるポイント

結膜炎のウイルスはアデノ(咽頭結膜熱・流行性角結膜炎)とエンテロ(急性出血性結膜炎)。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

第104回の一覧へ戻る

タイトルとURLをコピーしました