Raynaud症候群の原因|第104回医師国家試験I17

第104回医師国家試験 I17(2010年)

正答:c

問題

Raynaud 症候群の原因とならないのはどれか。

a.振動工具作業

b.閉塞性動脈硬化症

c.甲状腺機能亢進症

d.全身性硬化症〈強皮症〉

e.全身性エリテマトーデス〈SLE〉

正答の理由

二次性Raynaud現象の原因には膠原病、振動障害、閉塞性血管疾患などがあり、内分泌疾患で挙げられるのは甲状腺機能低下症です。甲状腺機能亢進症では皮膚が温かく湿潤になるのが典型で、確認した原因表には挙がっていません。正解はcです。

各選択肢の検討

a.振動工具作業。原因となる。手腕振動症候群(振動白指)として知られる職業性の原因です。

b.閉塞性動脈硬化症。原因となる。動脈硬化などの非炎症性閉塞性血管疾患は二次性の血管性の原因に挙げられ、主に中枢側の大血管病変で片側性の症状を示すことがあります。

c.甲状腺機能亢進症。原因とならない(正解)。確認した原因表で挙げられている甲状腺疾患は機能低下症です。亢進症の皮膚は温かく湿潤なのが典型です。

d.全身性硬化症〈強皮症〉。原因となる。二次性Raynaud現象の代表的な基礎疾患です。

e.全身性エリテマトーデス〈SLE〉。原因となる。全身性リウマチ性疾患の一つとして二次性Raynaud現象の原因に挙げられます。

覚えるポイント

甲状腺でRaynaud現象の原因になるのは機能低下症。亢進症ではない。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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