慢性肝炎の原因となる肝炎ウイルス|第104回医師国家試験I6

第104回医師国家試験 I6(2010年)

正答:b・c

問題

慢性肝炎の原因となる肝炎ウイルスはどれか。2つ選べ。

a.A 型

b.B 型

c.C 型

d.D 型

e.E 型

正答の理由

慢性肝炎の代表的なウイルス原因はHBVとHCVです。HCV感染の約65〜85%が慢性化し、HBVも一部が慢性化します(小児ほど高率)。正解はb・cです。D型はHBV感染を前提に慢性の経過をとることがあり、E型もまれに慢性化します。出題の「2つ」は代表的な原因を問うものと整理します。

各選択肢の検討

a.A 型。誤り。HAVは急性肝炎を起こすウイルスで、慢性肝炎を起こしません。

b.B 型。正しい。成人では感染の一部(資料では最大12%)が慢性化し、小児ではより高率です。

c.C 型。正しい。感染の約65〜85%が慢性化し、慢性肝炎の主要な原因です。

d.D 型。公式正答ではない。HDVはHBVの存在を前提とする不完全なウイルスです。MSDマニュアルの比較表では慢性化ありとされ、単独の原因ではなくHBVに重なって慢性の経過をとります。

e.E 型。公式正答ではない。通常は急性の経過をとります。遺伝子型3で慢性肝炎がまれに報告されており、現在は一律に否定できませんが、代表的な原因ではありません。

覚えるポイント

慢性化する肝炎ウイルスの代表はB型とC型。A型は慢性化せず、E型の慢性化はまれな例外。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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