尋常性乾癬の皮膚徴候|第104回医師国家試験I4

第104回医師国家試験 I4(2010年)

正答:a・c

問題

尋常性乾癬でみられるのはどれか。2つ選べ。

a.Auspitz 現象

b.Darier 徴候

c.Köbner 現象

d.Leser-Trélat 徴候

e.Nikolsky 現象

正答の理由

尋常性乾癬では、鱗屑を剥がすと点状に出血するAuspitz現象と、外傷部位に皮疹が誘発されるKöbner現象がみられます。正解はa・cです。残りの徴候はそれぞれ別の疾患の手がかりです。

各選択肢の検討

a.Auspitz 現象。正しい。局面の鱗屑を剥がしたときに生じる点状出血です。

b.Darier 徴候。誤り。皮疹部を擦過するとその部位に膨疹が生じる所見で、色素性蕁麻疹(皮膚肥満細胞症)の診断に用います。

c.Köbner 現象。正しい。外傷など皮膚への刺激を受けた部位に乾癬の皮疹が誘発される現象です。

d.Leser-Trélat 徴候。誤り。脂漏性角化症が多発・急増する所見で、消化管癌やリンパ腫などに伴う皮膚の腫瘍随伴症候群です。

e.Nikolsky 現象。誤り。水疱近傍の皮膚を軽く圧迫・擦過すると表皮上層がずれる所見で、尋常性天疱瘡の臨床鑑別に用います。

覚えるポイント

乾癬は「鱗屑を剥がすと点状出血(Auspitz)、刺激部に新生(Köbner)」。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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