日本の人口統計の変化(2010年時点)|第104回医師国家試験E33

第104回医師国家試験 E33(2010年)

正答:a・d

問題

我が国の人口統計の最近20年間の変化として正しいのはどれか。2つ選べ。

a.自然増加数は減少傾向にある。

b.乳児死亡率は上昇傾向にある。

c.老年人口指数は低下傾向にある。

d.交通事故の死亡者数は減少傾向にある。

e.悪性新生物の年齢調整死亡率は上昇傾向にある。

正答の理由

出題時(2010年)の直近20年で見ます。自然増減数は1990年の40万1280人から2009年の△7万1829人へ減少し、交通事故死者数は1992年の1万1452人をピークに減少しました。公式正答はa・dです。交通事故は1990〜92年には増えていたので、期間全体の傾向として読みます。乳児死亡率は低下、老年人口指数は上昇(1990年約17→2009年約36)、がんの年齢調整死亡率は1990年代半ば以降低下でした。

各選択肢の検討

a.自然増加数は減少傾向にある。正しい。1990年40万1280人、2000年22万8894人、2005年にマイナス、2009年△7万1829人です。その後も減少し、2023年は△84万8659人です。

b.乳児死亡率は上昇傾向にある。誤り。出生千対で1990年4.6、2009年2.4と低下しました。

c.老年人口指数は低下傾向にある。誤り。65歳以上1人に対する15〜64歳人口は1990年5.8人、2000年3.9人、2009年2.8人と減りました。老年人口指数(65歳以上人口÷15〜64歳人口×100)に換算すると約17、約26、約36で、上昇しています。

d.交通事故の死亡者数は減少傾向にある。正しい。1992年の1万1452人を第2のピークに減少傾向となりました。

e.悪性新生物の年齢調整死亡率は上昇傾向にある。誤り。男女計で1990年代半ばまで横ばい、その後減少しています(男性は1990年代半ばまで増加し、その後減少)。死亡数の増加は主に高齢化によるものです。

覚えるポイント

がん死亡数は増えても年齢調整死亡率は1990年代半ば以降低下。粗の数と年齢調整を分ける。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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