第104回医師国家試験 E20(2010年)
正答:c
問題
診断した場合、直ちに届け出なければならないのはどれか。
a.メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症
b.後天性免疫不全症候群〈AIDS〉
c.腸管出血性大腸菌感染症
d.無菌性髄膜炎
e.破傷風
正答の理由
腸管出血性大腸菌感染症は三類感染症で、診断した医師が直ちに届け出ます。公式正答はcです。他は五類で、全数把握なら診断後7日以内、定点把握なら指定届出機関のみの報告です。出題当時の扱いは2010年保存の感染症法第12条と届出基準、および2011年10月保存の実施要綱で確認しました。
各選択肢の検討
a.メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症。誤り。五類の定点把握で、選定された患者定点が月単位で報告します。
b.後天性免疫不全症候群〈AIDS〉。誤り。五類の全数把握で、診断後7日以内の届出です。
c.腸管出血性大腸菌感染症。正しい。三類の全数把握で直ちに届け出ます。無症状病原体保有者も対象です。
d.無菌性髄膜炎。誤り。五類の定点把握で、選定された患者定点が週単位で報告します。
e.破傷風。誤り。五類の全数把握で、診断後7日以内の届出です。
覚えるポイント
一〜四類は全数・直ちに。五類は全数なら原則7日以内、定点は指定届出機関のみ。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第104回医師国家試験問題および正答
- 感染症法に基づく医師及び獣医師の届出について 腸管出血性大腸菌感染症(2011年3月保存の厚生労働省ページ)
- 感染症発生動向調査事業実施要綱(2011年10月保存の厚生労働省資料)
- 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(2010年8月保存のe-Gov法令)
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。