片頭痛の随伴症状|第104回医師国家試験D16

第104回医師国家試験 D16(2010年)

正答:a・c・e

問題

片頭痛でみられる症状はどれか。3つ選べ。

a.嘔吐

b.散瞳

c.光過敏

d.眼瞼下垂

e.体動による頭痛の増悪

正答の理由

国際頭痛分類第3版の前兆のない片頭痛では、片側性、拍動性、中等度以上、日常的な動作による増悪のうち2つと、悪心・嘔吐または光過敏かつ音過敏が診断項目です。a・c・eがこの基準に含まれます。瞳孔や眼瞼の所見は基準に含まれず、眼瞼下垂は群発頭痛の自律神経症状です。

各選択肢の検討

a.嘔吐。正しい。悪心や嘔吐は診断基準の随伴症状です。

b.散瞳。誤り。前兆のない片頭痛の診断項目に瞳孔所見はありません。群発頭痛の基準に挙げられるのも散瞳ではなく縮瞳です。

c.光過敏。正しい。光過敏と音過敏の組合せが診断基準に含まれます。

d.眼瞼下垂。誤り。縮瞳や眼瞼下垂は、群発頭痛の同側の頭部自律神経症状として基準に含まれます。

e.体動による頭痛の増悪。正しい。歩行や階段昇降などの日常動作で悪化します。じっとしていられない群発頭痛との対比点です。

覚えるポイント

片頭痛は悪心・嘔吐、光・音過敏、体動で増悪。眼瞼下垂や縮瞳は群発頭痛。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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