妊娠の基本(着床・異所性妊娠・流産率・分娩時期)|第104回医師国家試験B39

第104回医師国家試験 B39(2010年)

正答:c

問題

妊娠について正しいのはどれか。

a.着床は受精後2日目に起こる。

b.子宮外妊娠では卵巣妊娠が最も多い。

c.自然妊娠における流産率は10〜15%である。

d.妊娠36週6日の分娩は正期産である。

e.妊娠41週6日の分娩は過期産である。

正答の理由

妊娠と確認された例の約10〜15%が自然流産に至るため、cが正しい記述です。この数字は臨床的に確認された妊娠についてのもので、確認前に失われる妊娠を含めるともっと高くなります。残りの肢は、着床時期、異所性妊娠の部位、分娩時期の定義を入れ替えた記述です。

各選択肢の検討

a.着床は受精後2日目に起こる。誤り。胚盤胞が子宮壁に付着するのは受精の約6日後で、着床は9〜10日ごろに完了します。

b.子宮外妊娠では卵巣妊娠が最も多い。誤り。最も多いのは卵管妊娠です。卵巣妊娠はまれです。

c.自然妊娠における流産率は10〜15%である。正しい(正答)。自然流産は確認された妊娠の約10〜15%に起こり、その8割以上は妊娠初期に生じます。

d.妊娠36週6日の分娩は正期産である。誤り。人口動態統計の区分では満37週未満が早期、満37週から42週未満が正期で、36週6日は早産に当たります。

e.妊娠41週6日の分娩は過期産である。誤り。過期は満42週以上です。41週6日は正期の範囲で、米国の分類では41週台をlate termとも呼びます。

覚えるポイント

正期産は37週0日〜41週6日。流産は確認妊娠の10〜15%、異所性妊娠は卵管が最多、着床は受精後約1週。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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