女性の老化に伴う変化|第104回医師国家試験B26

第104回医師国家試験 B26(2010年)

正答:d

問題

女性の老化に伴う変化として誤っているのはどれか。

a.冠動脈硬化

b.骨密度低下

c.腟粘膜萎縮

d.肺残気量減少

e.皮膚コラーゲン量減少

正答の理由

加齢で肺の弾性収縮力が低下すると、全肺気量はほぼ変わらないまま機能的残気量と残気量が増え、肺活量が減ります。「残気量減少」は向きが逆です。公式正答はdです。

各選択肢の検討

a.冠動脈硬化。正しい記述なので選ばない。閉経後はLDLコレステロールが上昇し、動脈硬化と冠動脈疾患が増えます。加齢と閉経のどちらの影響かはなお議論があります。

b.骨密度低下。正しい記述なので選ばない。閉経後5年間で骨密度の最大20%程度が失われ、その後も加齢に伴う減少が続きます。

c.腟粘膜萎縮。正しい記述なので選ばない。エストロゲン低下により外陰腟萎縮が起こり、閉経関連泌尿生殖器症候群の一部となります。

d.肺残気量減少。誤った記述なので、これを選ぶ。残気量は加齢で増加します。呼気の終わりに肺に残る空気が増え、その分だけ肺活量が低下します。

e.皮膚コラーゲン量減少。正しい記述なので選ばない。加齢で皮膚のコラーゲンとエラスチンは産生が減り、性質も変化して、皮膚の強さと弾力が低下します。

覚えるポイント

加齢の肺は「全肺気量ほぼ不変、残気量増加、肺活量減少」。閉経後は骨密度低下・腟萎縮・冠動脈疾患増加。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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