低血糖の原因となりやすい注射薬(公式正答なし・採点除外)|第103回医師国家試験G25

第103回医師国家試験 G25(2009年)

正答:採点対象から除外(公式正答なし)

問題

低血糖の原因となりやすい注射薬はどれか。

a.カリウム

b.ジギタリス

c.ジソピラミド

d.抗ヒスタミン薬

e.エリスロポエチン

正答の理由

この問題は公式正答値表で行全体が空欄で、公式の正答はありません。除外の個別理由を示す一次資料は未取得なので、理由は記しません。以下は医学的な参考解説で、公式の判定ではありません。5肢のうち、確認した資料で低血糖の記載があるのはジソピラミドです。使用上の注意の改訂情報(平成10年7月3日指示分)は、リン酸ジソピラミドの注射剤を含む製剤の重大な副作用に低血糖を挙げています。機序は膵β細胞のATP感受性Kチャネルの阻害によるインスリン分泌促進と考えられています。ただし、注射で「起こりやすい」といえる頻度までは確認できていません。他の4肢は、低血糖の総説(MSD)の原因薬の例示に出てこないことを確認しただけで、例示は網羅ではないため、起こさないと確かめたわけではありません。

各選択肢の検討

a.カリウム。公式の正誤なし。確認した総説の原因薬の例示には出てきません。低血糖を起こさないと確かめたわけではありません。

b.ジギタリス。公式の正誤なし。確認した総説の例示には出てきません。低血糖を起こさないと確かめたわけではありません。

c.ジソピラミド。公式の正誤なし。抗不整脈薬で、注射剤の添付文書の改訂指示でも重大な副作用に低血糖が挙げられ、高齢者、糖尿病、肝障害、血液透析を含む腎障害、栄養状態不良の患者に発現しやすいとの報告があるとされています。症例報告の抄録では治療域の血中濃度でも起こるとされ、SU薬併用例の報告もあります。

d.抗ヒスタミン薬。公式の正誤なし。確認した総説の例示には出てきません。薬剤ごとの報告までは調べておらず、低血糖を起こさないと確かめたわけではありません。

e.エリスロポエチン。公式の正誤なし。確認した総説の例示には出てきません。低血糖を起こさないと確かめたわけではありません。

覚えるポイント

103G25は公式正答なしの採点除外で、推定答を公式扱いしない。学習点はジソピラミド(注射剤を含む)の重大な副作用に低血糖があること。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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