分娩の前駆症状|第103回医師国家試験E31

第103回医師国家試験 E31(2009年)

正答:c・d・e

問題

分娩の前駆症状はどれか。3つ選べ。

a.胎動の増加

b.子宮底の上昇

c.子宮頸管の熟化

d.胎児先進部の固定

e.血性粘液性の腟分泌物

正答の理由

分娩が近づくと、胎児の下降、頸管の変化、血液の混じった粘液の排出がみられます。胎児が下がるので子宮底が上昇するとするbは逆で、胎動も増えるとは言えません。公式正答はcdeです。

各選択肢の検討

a.胎動の増加。誤り。分娩前の徴候として挙げられるのは胎動の減少で、増加ではありません。なお、胎動減少は胎児の異常の場合もあるので、感じたら連絡が必要です。

b.子宮底の上昇。誤り。分娩が近づくと胎児が骨盤内へ下がり、腹部が下がって呼吸が楽になります。上昇とは逆です。

c.子宮頸管の熟化。正しい。分娩に向けて頸管が変化します。陣痛開始時には展退と開大が進みます。

d.胎児先進部の固定。正しい。児頭が骨盤内へ深く下降し、初産婦では分娩の数週前からみられることがあります。

e.血性粘液性の腟分泌物。正しい。いわゆる産徴で、少量の血液が混じる粘液性の分泌物です。分娩開始の72時間ほど前から出ることがあります。

覚えるポイント

前駆症状は胎児の下降・頸管の熟化・産徴。子宮底は下がる。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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