新生児の原始反射|第103回医師国家試験E30

第103回医師国家試験 E30(2009年)

正答:c

問題

写真(別冊No.3)に示すのはどれか。

a.探索反射

b.把握反射

c.Moro 反射

d.Landau 反射

e.パラシュート反射

別冊No.3 タオル上で仰臥位の新生児。背側に検者の手があり、両上肢を外側へ伸ばして手指を大きく開いている。眼の部分は黒く隠されている。
別冊No.3 / 出典:厚生労働省・第103回E別冊(原本の該当ページ)

正答の理由

写真は仰臥位の新生児で、背側に検者の手が入り、両上肢を外側へ伸ばして手指を大きく開いています。これはMoro反射の伸展相に合います。静止画なので刺激そのものは写っていません。公式正答はcです。

画像の見方

タオルの上の新生児を上半身側から写した写真。背部から肩に検者の手が入り、両上肢は外側・上方へ伸び、両手の指は大きく開いている。眼の部分は黒帯で隠されている。静止画のため、加えた刺激や反射の経過は写っていない。

各選択肢の検討

a.探索反射。誤り。頬や口唇の外側に触れると、その方向へ頭を向けて口を開く反射です。

b.把握反射。誤り。手掌に指を置くと手を握る反射ですが、写真では指を大きく開いています。

c.Moro 反射。正しい。腕を床から少し持ち上げて急に離すなどの刺激で、腕と指を伸ばして広げる反射で、写真の姿勢に合います。

d.Landau 反射。誤り。腹臥位で胸部を支えて持ち上げ、頭を挙上すると脊柱と下肢が伸展する反応で、通常6か月頃から出現します。

e.パラシュート反射。誤り。傾けたり倒したりすると手を伸ばして体を支える反応で、乳児期後半にみられます。新生児の反射ではありません。

覚えるポイント

Moro反射は驚愕刺激で両腕と手指を伸ばして開く。把握反射の握る手と対比する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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