血小板破壊の亢進による血小板減少|第103回医師国家試験D13

第103回医師国家試験 D13(2009年)

正答:d・e

問題

破壊の亢進によって血小板数が減少するのはどれか。2つ選べ。

a.急性白血病

b.再生不良性貧血

c.von Willebrand病

d.溶血性尿毒症症候群

e.特発性血小板減少性紫斑病〈ITP〉

正答の理由

公式正答はd・eです。血小板減少は産生低下、脾での捕捉、破壊・消費の亢進、希釈に分けて考えます。ITPは自己抗体による免疫学的破壊、HUSは微小血管での血小板の障害・消費による非免疫学的破壊です。急性白血病と再生不良性貧血は巨核球の減少による産生低下です。

各選択肢の検討

a.急性白血病。誤り。骨髄の巨核球が減少する産生低下の代表です。

b.再生不良性貧血。誤り。造血幹細胞の障害で巨核球が減少する産生低下です。

c.von Willebrand病。誤り。von Willebrand因子の量的・質的異常による血小板機能障害で、血小板数は通常正常です。例外の2B型では血小板のクリアランスが増えます。

d.溶血性尿毒症症候群。正しい。TTPとともに非免疫学的な血小板破壊で、微小血管内の血小板・フィブリン沈着が血小板と赤血球を障害します。

e.特発性血小板減少性紫斑病〈ITP〉。正しい。抗血小板自己抗体により主に脾で破壊が進み、巨核球からの産生も抑えられます。

覚えるポイント

血小板減少は産生低下(白血病、再不貧)と破壊・消費(ITP、HUS/TTP)を分ける。VWDは通常血小板数正常。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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