緑膿菌感染症の特徴|第103回医師国家試験C7

第103回医師国家試験 C7(2009年)

正答:d

問題

緑膿菌感染症で正しいのはどれか。

a.高圧酸素療法が有効である。

b.間質性肺炎を起こしやすい。

c.飛沫感染が主である。

d.日和見感染が多い。

e.市中肺炎に多い。

正答の理由

公式正答はdです。緑膿菌は湿った環境に広く存在する日和見病原体で、熱傷、人工呼吸器管理、好中球減少、慢性衰弱などの患者に院内感染を起こします。

各選択肢の検討

a.高圧酸素療法が有効である。誤り。緑膿菌感染の治療は抗菌薬の選択が中心です。高圧酸素は標準治療ではありません。

b.間質性肺炎を起こしやすい。誤り。肺では院内肺炎、人工呼吸器関連肺炎の原因菌です。間質性肺疾患の主な原因は膠原病、職業性曝露、薬剤などです。

c.飛沫感染が主である。誤り。汚染された器具や表面、手指を介した接触、水や土壌への曝露で広がります。

d.日和見感染が多い。正しい。免疫や防御機構の低下した患者に多く、医療関連感染が問題になります。

e.市中肺炎に多い。誤り。多いのは院内肺炎です。市中肺炎ではCOPDや気管支拡張症など危険因子のある患者に限って問題になります。

覚えるポイント

緑膿菌は湿潤環境の日和見病原体。接触で広がり、熱傷、人工呼吸器、好中球減少の患者で院内感染を起こす。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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