肺門部早期肺癌のレーザー療法|第103回医師国家試験B35

第103回医師国家試験 B35(2009年)

正答:d

問題

レーザー療法を行うのはどれか。

a.肺動静脈瘻

b.癌性胸膜炎

c.浸潤型胸腺腫

d.肺門部早期肺癌

e.Pancoast 型肺癌

正答の理由

公式正答はdです。肺門部(中枢型)の早期肺癌は気管支鏡で見え、気管支の内腔と壁にとどまる病変なので、気管支鏡下に光を当てる治療が届きます。光線力学的療法(PDT)やNd-YAGレーザーが気管支内治療の選択肢で、手術が難しい例を中心に用いられてきました。

各選択肢の検討

a.肺動静脈瘻。誤り。治療はコイル塞栓術や外科切除です。

b.癌性胸膜炎。誤り。胸水に対するドレナージや胸膜癒着術、留置カテーテルで対応します。

c.浸潤型胸腺腫。誤り。手術が主体で、局所進行例では化学療法や放射線療法を組み合わせます。

d.肺門部早期肺癌。正しい。気管支内の限局病変にPDTやレーザーを行います。

e.Pancoast型肺癌。誤り。肺尖部に発生し胸壁や腕神経叢などへ浸潤しやすい腫瘍です。治療の選択肢は手術、化学放射線療法後の手術、放射線療法で、気管支内腔からのレーザーは挙げられていません。

覚えるポイント

気管支鏡で見える中枢型早期肺癌(胸部画像に写らないこともある)はPDT・レーザーの適応。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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