ショックの種類と所見|第103回医師国家試験B7

第103回医師国家試験 B7(2009年)

正答:a・e

問題

組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

a.心原性ショック ── 乏尿

b.出血性ショック ── 頸静脈怒張

c.神経原性ショック ── 頻脈

d.敗血症性ショック ── 蕁麻疹

e.アナフィラキシーショック ── 喉頭浮腫

正答の理由

公式正答はa・eです。乏尿は腎灌流が低下するショックに共通する所見で、心原性でもみられます。アナフィラキシーでは血漿漏出による上気道浮腫が起こります。出血では頸静脈は怒張せず、神経原性では徐脈に傾き、蕁麻疹はアナフィラキシーの所見です。

各選択肢の検討

a.心原性ショック ── 乏尿。正しい。低灌流により腎血流が減ると乏尿になります。

b.出血性ショック ── 頸静脈怒張。誤り。循環血液量と静脈還流が減ります。頸静脈怒張は心タンポナーデなど右心系の圧上昇を示します。

c.神経原性ショック ── 頻脈。誤り。高位脊髄損傷では心臓交感神経が遮断され、迷走神経が優位となって徐脈に傾きます。心拍反応はさまざまとされますが、組合せとしては誤りです。

d.敗血症性ショック ── 蕁麻疹。誤り。発熱が典型で、蕁麻疹はアナフィラキシーでみられます。

e.アナフィラキシーショック ── 喉頭浮腫。正しい。上気道浮腫で喘鳴(stridor)や呼吸困難を起こし、気管挿管が必要になることがあります。

覚えるポイント

頸静脈怒張は閉塞性・心原性、徐脈は神経原性、蕁麻疹と上気道浮腫はアナフィラキシー。乏尿はショック共通。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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