第103回医師国家試験 B4(2009年)
正答:e
問題
前頭葉機能障害の評価に用いるのはどれか。
a.Rorschachテスト
b.標準高次視知覚検査
c.Minnesota多面人格検査〈MMPI〉
d.Mini-Mental State Examination〈MMSE〉
e.ウィスコンシンカードソーティングテスト〈WCST〉
正答の理由
公式正答はeです。WCSTは前頭葉機能検査の代表で、語彙流暢性課題、トレイルメイキングテスト、ストループテストなどと並べて挙げられます。ほかの肢は人格、視知覚、全般的認知機能を調べる検査です。
各選択肢の検討
a.Rorschachテスト。誤り。人格検査です。
b.標準高次視知覚検査。誤り。高次の視知覚機能を調べる検査(VPTA)で、前頭葉機能検査の区分には入りません。
c.Minnesota多面人格検査〈MMPI〉。誤り。人格検査です。
d.Mini-Mental State Examination〈MMSE〉。誤り。ベッドサイドで用いる認知機能のスクリーニング検査で、前頭葉機能に特化したものではありません。
e.ウィスコンシンカードソーティングテスト〈WCST〉。正しい。前頭葉機能検査として用います。
覚えるポイント
前頭葉機能検査はWCST、語彙流暢性、TMT、Stroop。RorschachとMMPIは人格検査、MMSEは認知症スクリーニング。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第103回医師国家試験問題および正答
- 神経心理検査とは何ですか?|てんかん情報センター
- 臨床心理・神経心理検査 実施と活用のガイド(国立精神・神経医療研究センター病院 臨床心理部 作成)
- Dementia – MSD Manual Professional Edition
- Overview of Cerebral Function – MSD Manual Professional Edition
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。