睡眠薬の離脱症状|第103回医師国家試験A12

第103回医師国家試験 A12(2009年)

正答:b・e

問題

睡眠薬依存の離脱症状として出現するのはどれか。2つ選べ。

a.過食

b.不安

c.強迫

d.誇大妄想

e.けいれん発作

正答の理由

ベンゾジアゼピン系やバルビツール酸系の睡眠薬は長期使用で依存を生じ、中止すると神経の抑制が外れて興奮側の症状が現れます。軽症では不安、神経過敏、不眠、悪夢、重症では頻脈、頻呼吸、振戦、反射亢進、錯乱、けいれんに至ります。このため依存例は漸減して中止します。公式正答はb・eです。

各選択肢の検討

a.過食。誤り。睡眠薬の離脱症状として挙げられる症状ではありません。

b.不安。正しい。軽い離脱症状として不安、神経過敏、不眠が現れます。

c.強迫。誤り。離脱症状の記載に含まれません。強迫症状は別の精神疾患で問う症状です。

d.誇大妄想。誤り。躁状態などで問う症状で、離脱の錯乱とは異なります。

e.けいれん発作。正しい。重い離脱症状で、重積に至ることがあります。急な中止を避ける理由の一つです。

覚えるポイント

睡眠薬の離脱は不安・不眠からけいれんまで。急に止めず漸減する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

第103回の一覧へ戻る

タイトルとURLをコピーしました