第103回医師国家試験 A11(2009年)
正答:c
問題
Ⅳ型アレルギーはどれか。
a.血清病
b.気管支喘息
c.接触皮膚炎
d.自己免疫性溶血性貧血
e.全身性エリテマトーデス〈SLE〉
正答の理由
Ⅳ型アレルギーは抗体ではなくT細胞が担う遅延型過敏反応です。アレルギー性接触皮膚炎はその代表で、最も一般的な現れ方とされています。公式正答はcです。
各選択肢の検討
a.血清病。誤り。血中の抗原抗体複合体が血管や組織に沈着するⅢ型です。
b.気管支喘息。誤り。IgEと肥満細胞を介するⅠ型の即時型反応がアトピー性疾患の基盤です。
c.接触皮膚炎。正しい。アレルギー性接触皮膚炎はT細胞による遅延型のⅣ型反応です。
d.自己免疫性溶血性貧血。誤り。赤血球表面の抗原に抗体が結合するⅡ型で、Coombs陽性です。
e.全身性エリテマトーデス〈SLE〉。誤り。免疫複合体が関わるⅢ型の代表疾患です。
覚えるポイント
Ⅰ型=IgE、Ⅱ型=細胞表面への抗体、Ⅲ型=免疫複合体、Ⅳ型=T細胞(接触皮膚炎)。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第103回医師国家試験問題および正答
- Overview of Allergic and Atopic Disorders – Allergy and Immunology – MSD Manual Professional Edition
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。