続発性骨粗鬆症の原因となる内分泌疾患|第102回医師国家試験I27

第102回医師国家試験 I27(2008年)

正答:c・d

問題

骨粗鬆症の原因となるのはどれか。2つ選べ。

a.Addison病

b.原発性アルドステロン症

c.甲状腺機能亢進症

d.性腺機能低下症

e.褐色細胞腫

正答の理由

公式正答はcとdです。続発性骨粗鬆症の原因として挙げられる内分泌疾患は、Cushing症候群、副甲状腺機能亢進症、甲状腺機能亢進症、性腺機能低下症、高プロラクチン血症、糖尿病です。甲状腺ホルモン過剰は骨代謝回転を高め、性ホルモンの欠乏は骨吸収を抑える働きを失わせます。

各選択肢の検討

a.Addison病。誤り。続発性骨粗鬆症の原因として挙げられているのはグルココルチコイド過剰(Cushing症候群)や副腎皮質ステロイドの長期投与であり、原発性副腎皮質機能低下症そのものは挙げられていません。

b.原発性アルドステロン症。誤り。続発性骨粗鬆症の原因として示された内分泌疾患の一覧に含まれていません。

c.甲状腺機能亢進症。正しく、これが正答の一つ。続発性骨粗鬆症の原因となる内分泌疾患として明記されています。血清TSHが0.1 microU/mL未満に抑制された潜在性甲状腺機能亢進症でも骨密度の低下と骨折の増加がみられ、骨密度が低下した例は治療の対象とされます。

d.性腺機能低下症。正しく、これが正答の一つ。続発性骨粗鬆症の原因となる内分泌疾患として挙げられています。

e.褐色細胞腫。誤り。カテコラミン産生腫瘍で高血圧発作などをきたしますが、続発性骨粗鬆症の原因疾患の一覧には含まれていません。

覚えるポイント

続発性骨粗鬆症の内分泌的原因はCushing症候群・副甲状腺機能亢進症・甲状腺機能亢進症・性腺機能低下症・高プロラクチン血症・糖尿病。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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